ひまわりと飛行機
「医療の受け手である患者さん、その家族、消費者などが扱う『情報』って??」・・・。そんなことを主なテーマに綴っていきます。その他、色々活用する予定です。


プロフィール

yoko

Author:yoko
看護師免許取得後、都内で大学院生をやっております。現在、修士論文執筆真っ最中です。

自分の専門分野のキーワードは、「(医療の受け手が使う)健康・医療情報」「より良い意思決定」「コミュニケーション」「インターネット」「看護」といったところです。
現在執筆中の修士論文は、患者さん同士のオンラインコミュニティに着目しました。その利用実態と意義の一端を明らかにすることを目指して、目下執筆中です。

そしてこの先は、Consumer Health Informatics(消費者のための健康情報学)を、深めていきたいと思っています。同時に、「医療の消費者(患者や家族等)の、より良い意思決定のために看護師が行う情報支援」について、考えられるようになりたいと思っています。

消費者健康情報学のことや看護支援、研究のことなどなど、このブログを活用し、色々発信しながら自分も勉強していきたいと思っています。2008.10.31更新



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[読書感想文] 不機嫌な職場
【本との遭遇】

看護師SNSで知り合った、うらりんさんから教えていただいたもので、
最近よく手にする、”チームに関するあれこれ”が書かれた本です。



【目次】

第1章 いま、職場だで何が起きているのか
第2章 何が協力関係を阻害しているのか
   1.進む組織のタコつぼ化
   2.評判情報流通と情報共有の低下
   3.インセンティブ構造の変化
第3章 協力の心理を理解する
第4章 協力し合う組織に学ぶ
   1.グーグル
   2.サイバーエージェント
   3.ヨリタ歯科クリニック
第5章 協力し合える組織を作る方法
   1.役割構造に対する工夫
   2.評判情報に対する工夫
   3.インセンティブに対する工夫
最終章 協力への第一歩の踏み出し方


【要約】

組織やチームにおける”ぎすぎす感”が、何を原因とするものなのか、
それを分析するところから話は始まっています。

その問いに対する回答は一言で言うと、協力できる体制が整えられていないことだそうです。

課題が明確になったところで、ではどうすればいいのかという解決策の提案がなされ、
同時に具体的な成功例として、グーグルなどが実際行っている
組織を有機的に生かすためのノウハウが紹介がされています。

最後にもう一度普遍的な話に戻り、
あなたの職場でできることは…といったまとめで結ばれています。

【感想】
紹介していただいた方からも、「読みやすい本ですよ」と言われたのですが、
実際、文章も明解で、とても読みやすい本でした。

内容に関しても、充実しています。
正直、心理学の観点からの分析…に関しては、どこまで学術的な根拠に基づいているものなのか、
所々ほんと?と疑問を持つ個所もありました。
でも、組織やチームが抱える課題を、心理学的な側面から整理するという切り口も
私にとっては新鮮でしたし、あげられた課題も身近なもので共感できました。

私自身、最近チームで動くことについて色々思うことが多いです。

一人でできることは限られていますし、
複数人で仕事をすることで、
一人では得られないやりがいや面白さが生まれるものだと思うのですが、
実際、チームが有機的に働いて、誰もが高いモチベーションを維持することは、
どこでもけっこう難しいですよね。

そういった思いについて、ヒントをくれる一冊だったと思います。


[読書感想文] ヒメたちの戦場
タイトルだけみると、何かと思いますが、ブランド「UNTITLED」のドレッサーのエッセイです。



ドレッサーの方がエッセイを書いて、まとまった本として出版されているのは
あまり見たことがなかったので、物珍しさに手に取ってみました。

読み終わって、「どこも同じなのかもしれないな・・・」という感想を持ちました。
何が同じなのかというと、働く環境や人間関係に対して思うことや
仕事をする自分に対して抱く不安と期待といったことです。

「どこも同じ・・・」という言い方は若干乱暴ですが、
著者の松井美香さんが抱く思いは、
少なくとも女性が多い職場では、けっこう感じている人が多いのではないでしょうか。
(読んでいる最中、看護界はどうなんだろう…という思いが常に頭にありました。)

・・・と、共感できるところがたくさんあるエッセイでしたが、
加えて、松井さんご自身の一生懸命さや努力を積み重ねる姿勢に、
素直に元気をもらえる作品でもあります。
彼女は大阪の方なので当たり前なのかもしれないですが、
彼女の心の声がすべて大阪弁になっているところも
関東の自分としては、新鮮で軽快な印象を受けました。

普段何気なく接してもらっているショップの店員さんが、
(当たり前なのですが)実はこんなにいろいろ悩んで考えて、
お客である私たちにこんなに喜んでもらおうと努力していることを知ると、
服を一つ選ぶにしても、ありがとうの気持ちが芽生えます。

そして、気持ちいい買い物で手に入れた服を着て仕事に行く時は
きっと服に背中を押されて、背筋も伸びて、元気をもらうことでしょう。^^

[読書感想文] インディペンデントな生き方…と、プラスα
突然ですが、プラスαのほうを先にご紹介させてください。

「ダーリンは外国人」のwith baby版です。


この漫画は以前から大好きなのですが、
先日本屋で新作を見つけて立ち読みをし始めたところ、面白すぎて笑いをこらえられなくなり、
その場で読むのは憚られると思ったため、お買い上げとあいなりました(笑)。

で、家で改めて読んでみたのですが、本当に笑えました。そして、勉強にもなりました^^。
妊娠・出産t体験記は世の中にたくさんありますが
妊娠・出産にまつわる様々な思いや体験を、
臨場感あふれる…それでいて爆笑させられる…時にcuteなイラストとともに綴られていて、
なんとも愛すべき作品だと思います。。。

今後の作品にも、大いに期待したいと思います。



そして、本題。インディペンデントな生き方、、のほうは、言わずと知れた勝間和代さんのご著書。
帰省した(…といっても極近な住まいに在住の^^)姉が、
「読みなされ」と置いていってくれたものです。


ワタクシ、この数カ月で、いったい何度勝間さんの文章にお目にかかったことでしょう。
・・・それほど、旬な方でもあり、
今の自分の生活に少なからず影響を及ぼしている人であると思います。

今回のものは2006年に出版された本の改定版だそうです。
以前のものは手に取っていませんが、今回のはこれまで私が読んだ勝間さんの本の中で、
最も端的に「すべきこと」に関する提案がなされていて、
メッセージ性が高い作品という印象を受けました。

勝間さんはここで、インディペンデントを以下の3つの条件で定義しています。
1.年収600万以上を稼ぎ、
2.いいパートナーがいて、
3.年をとるほど、すてきになっていく。

…非常にわかりやすいですね。

これを「インディペンデント=自立した」とみなすかどうかは人によると思います。
また、勝間さんの、”勢いある断定的な表現の仕方”や、
”計画され、努力を重ねる毎日の生活”に対しても、
「そんなに頑張って、疲れない?」という、ネガティブな印象を持つ方もおられると思います。
自分自身も、時と場合によってはこんな前のめりな生活は私には無理だ…と思うこともあります。

でも他方で、男性優位の日本社会でこんなに頑張っていて、
家庭と仕事を(少なくとも彼女自身の認識としては(←これ、大事♪)、)両立させていて、
他の働く女性にもエールを送り続ける人がいるというのは、非常にたくましいし、
こちらまで元気になる感じがします。

今学生をやっている私自身が、
すぐに勝間さんの定義するインディペンデントな生き方を実践できるかというと、
(特に収入面で)正直難しいですが、
こういう生き方を実現している女性がいて、
彼女の生き方に賛同する女性がいて…という一つのトレンドはありだと思いますし、
願わくば私も(例え、勝間さんが仰る3つの条件にそのまま当てはまらなくても)
”将来的には”精神的にも経済的にも、
インディペンデント=自立した生活は送りたいと思っていますので、
勝間さんや、彼女に続く多くの方々に元気をいただいて、頑張ろうと、、
そういう気にさせてくれる一冊でした。


あと、彼女の本を読んでいつもすごいなあと思うことは
「自分の頭(内)にあることを、非常にわかりやすく人(外)に伝える」スキルを
持っていらっしゃること。

ブログは自分が思っていることを表現して相手に伝える練習の場になる…ということを
勝間さんをはじめ多くの方が仰っています
私自身も、ブログを書き始めて「相手を意識した文章」を綴る癖が
(もしかしたら)つきつつあるのかな・・・なんて思いますので、
こちらも地道にブログ書きは継続していこうと思います。




[Impressive Things] サーカスに魅せられて…
数か月前からずっと楽しみにしていたシルクドソレイユのドラリオンに行ってきました。

実はこのチケット、入院中にこっそり(?)購入したものです。
3月にまだ調子が悪かったらどうするんだ…と、自分の行動に対して思いながらも、
病院の端末から購入しました。^^
治療を頑張ったご褒美です。

晴れて元気な状態で、昨日のショーを楽しめたことに心から感謝です。

で、どんなだったかというと、文字通り、「魅了」されました。。
幻想的な雰囲気の中、目の前に繰り広げられる夢の世界・・・。
開催場がテントということもあり、それほど広くないですし、良い席だったのが奏功して、
ものすごい迫力に圧倒されました。
テーマを掲げたカラフルな衣装や、思いっきり笑えてちょっと切ない幕間の観劇も
非常に面白かったです。

数年前に同じ団体のサルティンバンコにも行っていて^^、それもとても良かったのですが、
今回は「ご褒美」的要素もあってか、より満足度の高いものとなりました・・・。

半ば無理やり誘ってナースの貴重な休日をつぶされた^^友人も
とてもとても喜んでくれて、その反応に対しても大満足。

サーカス終了後は代々木公園周辺で開かれていた物産店をたっぷり堪能して、
その後さらに、代々木上原の新しいお店を開拓。
そこも当たり♪で、昨日は本当に「ツイてる」日をすごすことができました。

さ、来週からまたがんばりましょう。
つぎの「ご褒美」は何にしようかな。考えるのが楽しみです。

[コラム] 看護師SNSで再出発^^ どうぞよろしくお願いします
先日ここでもご紹介させて頂いた「患者の語りデータベース」プロジェクトチームのMLに、
「看護師のSNSを作りました〜」という情報が流れて参りました。

以前から看護師SNSというものがあるのは知っていましたし、
医師SNSはかなりメジャーなものがあるようなのですが、
今回転送された情報を発信された方が、以前から拝見しているサイトの制作者で、
ぜひお会いしてみたいな〜〜と思っていた岩本ゆりさんだったので、
これは何かのご縁だわ♪と思い、さっそく登録させて頂きました。

(余談ですが、最近、自分がかなりミーハー的な感覚を持ち合わせていることに気付きました。
所謂「ファン」になりやすいみたいです。。
でもそのおかげで、社会的に著名な方にも出会えたりして、多くの示唆を頂いて、
わくわくな毎日を過ごさせて頂いております。)

このSNS、
その名も「自立したナースをめざす看護師SNS」です。

今日、ちらちらと中身を拝見させていただいたのですが、面白そうな予感がします。
すでに本日だけで随分いろいろなナースの方と、
つながることとなりました。。これも何かのご縁です。
どうぞよろしくお願いいたします。

なんだかんだ言いながら、看護には愛着がありますし、自分なりの期待もあります。
(自分自身への期待…ではなくて、看護に対する自分なりの期待…です。^^)
多くのナースの方と交流・意見交換を繰り返しながら、
思わぬ出会いがあることを本当に楽しみにしております。
看護師SNSのみなさま、どうぞよろしくお願いします。


ちょっと話がずれます。
最近、関わっている研究会で”より良い情報とより良い意思決定”についての
原稿を書かせて頂いたのですが、
その中で、エンパワメントの概念について、久しぶりにおさらいする機会を得ました。

健康・医療の枠組みの中で「エンパワメント」という言葉を聞くと
サービスの受け手である”患者・消費者のエンパワメント”という文脈で
話がされていることが多いです。
でも、より良い医療のためには、医療者のエンパワメント、
特に日ごろ患者さんの一番近くにいると言われているナースのエンパワメントは、
非常に重要だと思います。

ナースが、その高いアンテナで感じている日ごろの思いを、
ちょこっと頑張って医療や社会を変えるエネルギーに転換していくためには、
仲間との意見交換や思いの共有は、とても大切な第一歩だと感じます。

現場の経験はない自分ですが、
そのことを言い訳にせず、真摯に現場の方に教えて頂きながら
ナースのエンパワメントを考えていきたい思います^^。だって好きなんだもの…。(笑)

そんなナースの方々との交流の場に、この看護SNSを活用させていただけると、
とても嬉しいです。以後、よろしくお願いします。

▲そしてmixiつながりで、このブログを読んでくださっているナースのみなさま、
看護師SNSに加わりませんか。非常に面白い出会いがありそうです。。
(新参者私が言うのもおこがましい感じがしますが、声を大にして様々なことを言えるのが
ネットの良いところ(時に怖いところ…)。)
というわけで、どうぞ、ご興味のある方はぜひご一報ください♪^^


[保健・医療とIT] 患者の語りデータベース
かかわらせてもらっているプロジェクトの会議に参加してきました。

どんなプロジェクトかと言うと、その名も「患者の語りデータベース」を作ろうというもの。
(実際のサイトはこちら

もともとは英国で走っているプロジェクト(英国のサイトはこちら)で、
ミッションとしては病気を体験した人の語りをきちんとした形で整理し、
データベースの形でウェブ上に公開することで
他の患者に役立つ有用な情報源にしよう、というものです。

昨年度英国から研究者を招へいし講義も行ってもらっていて、
今日本ではまだ立ち上げ段階ですが、
インタビュアーとなる人が英国に研修に行ったり
実際に患者さんからのインタビューも収集しており、分析を今後行って
データベースの形でサイトにアップしていくということになると思います。

このプロジェクトで構築しようとしているサイトは、
人が病気になった時に、体験者が何を思って、
治療法選択に際してどう感じたのか、
実際に特定の治療を行ってみてどうだったのか、、
そんなことを知りたいと思った時に非常に有用な情報源となると思います。

もちろん体験者が言っていることはすべてではありません。
人それぞれバックグラウンドが違えば、感じ方も違うのは事実。
同じ体験の人に会いたくない、話を聞きたくないという時期もあると思います。

でも「あくまで参考までに」という情報であることを踏まえれば、
同じ体験者が語りから生まれる情報は、いわゆるエビデンス(実験による科学的根拠)に基づいた
医学情報とはまた違った意味で、非常に役に立つ情報であるように感じてます。
さらに、「一人でないことを感じられる」「自分のことを客観的に見られる」と言った効果も
利用者に対するポジティブな影響として期待できるのではないかと思います。

同時にこのデータベースは、実際の体験者のみならず
医療関係者に対する教材としての利用可能性も示唆されています。
現場にいる医療関係者が、人が病気になった時に何を思って、何を感じたか、
そういう思いに触れて理解する機会と時間が、実際どれだけ確保されているかというと、
現実問題、非常に難しいと思います。
では思いを知らなくてもいいかというと、決してそうではなくて
より良い医療を考える際にはきっと体験者の声は必要です。

そんなときに、患者の声から医療者が学ばせてもらう…という目的で
このデータベースを活用できるのではないかということです。
同じくこれから現場に出る看護学生、医学生に対する教材としても、
活用可能性があるように思います。

また、データベース化されていることで、
自分の年齢や疾患、受けようか迷っている治療などを選択すると
その条件に合う人の語りが抽出されるという何とも便利な仕組みがあるのも
このサイトの魅力です。
しかも利用者は無料で語りを得ることができるのです。。

闘病記や闘病ブログは多くのところで探すことができますが、
自分の状況と照らし合わせてより有益な情報を得たいと思った場合、
体系だったサイトから探していく…というのはITのなせる業ですね。


…と
こんなプロジェクトなのですが、世間からも注目されつつあって、
先日はNHKの番組で取り上げて頂きました。
その後の反響も、ぼちぼち見られるそうです。

将来的には「病気」のカテゴリーだけじゃなくて
「出産経験」とか「介護経験」とかのカテゴリー構築も視野に入れて考えています。
身近に患者会がない、身近に同じ病気の人がいないという稀少疾患の方にも、
少しでも有用な情報源となればな…と思います。

このプロジェクトのコンセプト自体も非常に魅力的ですし、共感できるからやっているのですが、
何が楽しいって、集っているメンバーのバックグラウンドが非常に多岐にわたること。
研究畑の人もいれば、臨床のドクターやナースもいれば、
研究でも社会学系、医療看護系、心理系の方がいます。私のような学生もちらほら。
その他ウェブの専門家、経理専門家などもおられますし、
実際語りを提供してくださった体験者の方もプロジェクトメンバーとして参加しています。
みんな「このデータベースってきっと世の中の役に立つよね!」という思いを胸に
集っているわけです。。。

私自身がこの組織の中で何ができるか、まだ模索中ではありますが、
昨日は会議の書記をやって貢献しました。(笑)
少しずつ自分の出来ることを探していこうと思っています。


これぞITのなせる技と思うと、保健医療分野におけるIT活用も
まだまだ可能性があるように思います。

[学び一般] ブログでセラピー
一昨日、大学時代の教員たちと行っている勉強会で、
今年の卒論生二人の発表を聞いてきました。
私も同じ教員のもとで卒論を書いたので、ゼミの後輩・・・という感じです。
(正式には母校の大学はゼミ制度をとっていないようなので、ゼミの後輩とは言わなさそうですが・・)

テーマは「ブログを活用したコミュニケーションにおけるwell-beingセラピーの可能性」。
ブログを書くことでセラピーを行えるか、ということについて、実験的要素を含んだ研究です。

Ryffが提唱した心理的well-beingや、Seligmanのポジティブ心理学、
また、ナラティブセラピー及び認知療法の方法も参考にして理論的背景をまとめ、
さらに実際に二人でブログを書きあって、その気づきから考察をまとめた…というものでした。

非常に丁寧に文献検討を行っており、
かつ、実際に自分たちで行ったことを振り返りながら考察していて、
限られた時間の中で取り組まざるを得ない看大の卒論としては
とても完成度が高いもののように感じましたし、勉強になりました。

私自身も、療養中にブログを書いていて
自分のことを客観的に見つめ直せたり、
友人からコメントでフィードバックをもらうことで元気づけられたり…という経験は度々あったので、
ブログでセラピーという趣旨には心から共感できました。


クリアすべき課題は山積でも、看大でも卒論にもっと力を入れてもいいのでは?
というのが個人的な意見ですが、
彼女たち二人のプレゼンから、この内容は
将来につながる看護研究であるようにを感じます。

本文の内容も、ぜひ読ませていただきたいと思っています。



プレゼンを聞いたその後は、みなさんで夜の築地へ繰り出しました。
学部時代からずっとお世話になっている教員の方々と、
院の先輩と、ゼミの後輩…というメンツ。
こうやって、色々な人とつながりができてくることは本当に楽しくて嬉しくて、
大事にしたいなーーと思った瞬間でした。^^

いつか、今日の卒論生たちのように、自分の後輩たちと
研究について話ができるのが楽しみです。


[読書感想文] ウェブ時代5つの定理


梅田さんの本は最初の社会的にも認知度が高い「ウェブ進化論」から
全部読ませていただいています。

当初「世の中、Web2.0の時代になって、こうなるだろう・・・」という
割と客観的な、分析的視点に立って書かれていて、
「ああなった、こうなった、こういうことがあった」という事実を記していたように思ったのですが、
脳科学者茂木健一郎さんとの対談(「フィーチャリスト宣言」)や「ウェブ時代をゆく」くらいから、
彼の生き方そのものについて、、が語られるようになってきたように思います。





今回の「5つの定理」も、まさに彼の生き方本です。
もちろん彼の生き方そのものがWeb2.0とは切れないものなので、
そちらの話しもたくさん出てきますが、
この変化や情報の流れがいまだかつてないほど激しい世の中で、
どう生きていくか…ということについて、彼の楽観的見地からの考えが書かれています。

構成としてまず、梅田さんが出会って共感された
「切れの良い言葉」を軸に組み立てられているところが、新鮮でした。
「英語も読み飛ばさないで読んでください」ってなことをわざわざ書いてくださっているのですが、
読み飛ばすなんてもったいない感じすらする、印象的な言葉が並んでいました。

毎度、彼の一貫した楽観性には惹かれますが、
中身については特に、チームで働くことについて、
及びアントレプレナー(起業家)という生き方、について書かれていた内容が、
今まさに自分が日々考えていることだったのでリンクするところが多く、興味深く読めました。

チームで働くことについては、私自身、最近日々考えさせられることが多いです。
どんな人も、ひとりで偉業を成し遂げることは不可能ですし、
偉業じゃなくても、一つ仕事をする際に、チームでどのように仕事をするかはすごく重要だと思います。

それは看護界、医療界でも同じで、長年のテーマなのかもしれませんが、
ビジネス界で蓄積されて利用されている組織論、組織マネジメントの考え方を、
医療界にもより積極的に適応して、効率のよい、win-winのモデルをいかに作っていくかが
課題なんじゃないかと思っています。

この先ちょっと、組織の在り方についての話を勉強したいですね。

話がやや脱線しました。。

この本は、姉が持っていってくれたので、
感想をシェアさせてもらえればと思ってます。
(最近、人に本を貸しては感想を要求する…という”はた迷惑なヤツ”をしております。
でもこれが結構面白くて、同じ本を読んでも人によって
まったく目の付け所が違ったりするのです。。。^^)

気が向いたらで結構ですので、みなさまよろしくお願いします

あと、著者である梅田望夫さんのサイトにも、
多くのファン(ファンじゃなくてもいいのですが、私は少なくとも梅田ファンです・・)が
感想を寄せていて、本人のコメントなどもあって、
Web2.0時代だな〜〜ということを実感するのでした。^^

[読書感想文] 和田裕美の人に好かれる話し方
最近、”働く女性が読む雑誌”ではよくお目にかかる和田裕美さんの本です。
現(株)ペリエCEO、ブリタニカ時代に世界第2位の成績を残したことで有名なコンサルさんです。



この本、昨日の受診の際の暇つぶしに手に取ったのですが、
正直、読んだ後手元や心に残ったものは、
読み始める前の期待を大きく上回りました。

確かに、人の心をつかむ話し方って難しい…。
私自身、苦手意識のある人もいるし、
いつもあまり建設的に話し方ができないことを後になって反省するタイプなので、
彼女の「陽転思考」や、
「まず、相手の人を好きになってみる」という発想は、参考になりました。

友人とも先日意見の一致をみたことですが、
毎日のようにこんなに本が出版される昨今、読み方にも工夫が必要みたいで、
いかに効率よく読んでいくか…ということが、結構大切になります。
(時にそういう読み方をしている自分を自嘲したくもなりますが^^;)

全部を懇切丁寧に読んでいると、読むべき本やもっと印象に残したい本が
手からこぼれていきそうだからです。

そしてそうやって読んだ本のうち、本当に手元に残しておきたい本は
そんなに多くはないように思います。
一度読めば、読み返さないだろうな・・・という本もありますし、
読み返すときにamazonなどでまた探せばいい…と思うものもあるからです。

でも今回の和田さんの本は、
せっかく文庫にされて(単行本は2005年に出版)小さくなっていることもあり、
ぜひ手元に取っておきたい本でした。

一見、いわゆる「ハウツー本」なのですが、
読んだ後の満足感と、手元に置いておきたい魅力は何なんでしょう。

ちょっと考えてみて、2点思いつきました。

1.内容が身近で、取り入れている手法も、すぐに試せるものであること。
同時に「すぐに試せますよ、さあ試してみましょう」と、その手軽さを丁寧に強調していること

2.文章に口語体が多く、まさに今、リアルタイムで和田さんに自分が話しかけられていて、
頷いたり答えたくなるような調子で全体がまとめられていること

女性ゆえの気配りというか細やかさというか。
細部にわたって、「読む人の視点」が意識されている本だという印象を受けました。
書かれた後に何度も読み返して、文末や文体を”しっくりくる形”に整えたのではないでしょうか。

こういった「ハウツー本」は、タイトルを見ただけで
「どうせ、こんな内容なんでしょ」と決めつけてしまうこともありますが、
食わず嫌いをしていて、こういう素敵な本の前を通り過ぎてしまうとしたら、
それはもったいないですね。

本はとりあえず手に取ってみる、
ちょっと読んでみてイケてそうだったら、とにかく読み切ってみる…
(自分にフィットしなければ、その場で潔く諦めることも時には必要ですが)

そのことの意義を教えてくれる本でもありました。

本書に書かれていた「人に好かれる」話し方^^についても、
ちょっとずつ日々実践していければいいなと思います。

[保健・医療とIT] Health2.0 Conferenceの模様
San Diego で開かれていたHealth2.0 Conferenceの模様が、すでにサイト上にアップされ始めています。

知り合いの方にレポートをお願いしているので、
その方の感想も含めて、詳細を聞けるのが楽しみです。

ここではひとまず、少しご紹介。
多くの方々のインタビューがアップされていたのですが、
女性の健康について扱っているOBGYN.comのCEOのインタビューが具体的で分かりやすかったので、
ここに引用します。



女性に限らないですが、
健康上の課題に対して何らかの意思決定を迫られている時、
「有用な情報を探して」ネットを利用することは、容易に想像がつきます。
(ちなみに、男性よりも女性の方が、健康についての情報をネットに多く求める傾向にある…という
研究結果も発表されています。インタビューの中でも83%という具体的な数値が出されています。
日本はどうなんだろう、というのが気になるところ。)

このサイトは、ピア(つまり、体験者)に相談できる場も用意されていて、
消費者(患者さん、その家族、その他)が(単に情報を得るだけでなく)
「体験者に話を聞きたい」と思った時にも活用できるとのこと。
治療法選択において、経験者の話は大いに参考になるものと思われます。

このインタビューに見られるように、
多くの「実践への示唆」が得られるカンファレンスだったことでしょう。
レポートが待ち遠しいです。。。。

もっと、ご興味のある方は、医療分野の動画共有サイトであるicyouに、
昨年のも含めて多くの動画がアップされていますので、御覧下さい。^^

[読書感想文] 医療の限界
このカテゴリーの一発目は、梅田望夫さんの本にしようと思っていたのですが、
ちょっと予定を変更して、虎の門病院の泌尿器科の医師が書いた本にします。



印象としては3点:

▲1.話題が多岐に渡り、焦点がぼやけている印象あり。

「医療の限界」というタイトルに関しては、
「医療って万全じゃないんだよ」というメッセージを込めているようで、
確かにタイトルと一致した内容も一部あります。
他方で、話題が「死生観」「司法」「医療現場での実際の取組」等々、非常に多岐に渡っていて、
読んだ後、失礼ながら、で、結局何を仰りたいんだろう…と、ふと思ってしまうほど、
内容があいまいな気がしました。

▲2.ひとつの話題においても脱線が多く、理解しにくくなっている感あり…。

「話がずれるのですが・・・」 という断りが、本文中に何か所も出てきます。
前置きをすればずれていい…というものではなくて、
新書なので、やはり話題は厳選されたほうがbetterなのでは…と思いました。
脱線が多いために、結局誰に何を伝えたくて本書を書かれているのかが
わかりにくくなってしまっているような印象を受けてしまいました。

▲3.精神論で語られることが多く、それも古典を引用されているせいか、読みにくい感あり…。

武士道の話や古典と言われるものを引用されていて、
とても知識がある方なんだな…というところは興味深かったのですが、
例えとして示すものとして適切なのか、疑問を感じました。
本書の話題の中心である医療現場の実例と、
「あるべき論」を言うために引用している古典との乖離が大きすぎて
一貫性に欠ける感じがしてしまいました。


…と、読書感想文しょっぱなにしては、ちょっと辛口ですが、
あくまで感想文で、建設的にレビューをするカテゴリではないので、
思った印象をそのまま並べてみました。


とは言え、興味深いところもあって
虎の門病院での「より良い医療への取り組み」は、他の病院でも参考になるところが
あるのではないかと期待できました。
ただその一方で、「マニュアル作りなどの取り組み」の中身はわかったのですが、
その取り組み自体、
-きちんと行われているのか(プロセス評価)
-取り組んだ結果、何がどう変わったのか(アウトカム評価)
というところは、どうなっているんだろう??と、非常に気になりました。

また、表現の問題で、やや過激な印象を受けるのも気になりました。
大学にいる研究者が論文数を競うことについて、
「大学は目立つことがよいこと」と表現されていますが、
研究論文により評価されていることは事実でも、
目立つことがよいことということを信じてやっているわけではないと思います。
やはり、研究によってエビデンスを積み上げる必要があるからやっている行為で、
(そこらへんは著者もわかって書いていらっしゃるのだと思うのですが、それにしても)
上記のように過激な書き方をされると
大学にいる者としては、やや「かちん」とくる感じは否めません。。。



ま、何はともあれ、良くも悪くも、考えるきっかけを下さる本だったと思います。

医療現場で働いている方には、こんな医療現場の見方もあるってことで
参考までに手に取ってみると、感じることはあるかもしれません。
何か感じましたら、シェアさせていただけると幸いです。


[保健・医療とIT] Health2.0について
今、San Diegoでは、Health2.0 カンファレンスが開かれています。
知り合いが出かけていて、「レポート楽しみにしています♪」とさんざん(しつこいほど)言ったので、
きっと素敵な報告をしてくれると思っております。それが今は一番の楽しみです。

Health 2.0というのは、様々な説明がされていますが、
一言で言うと、「医療の分野におけるWeb2.0利用」と、私は理解しています。

IT(information technology:情報技術)及びwww(world wide web)の急速な普及発展に伴い、
誰でもがインターネットを利用できる時代になっていますが、
従来のWeb1.0の時代は、情報の流れは主に一方通行でした。
それがwikiblogmixiのようなSNSの普及、RSSTrackbackと言われる機能の充実により、
情報の共有やインターネット上の双方向性が充実してきており、
その革新的な流れのことを、Webにおける次の時代の到来という意味を込めて、
Web2.0と呼んでいます。

このWeb2.0という考え方は、健康医療分野においても活用されており、
(活用されつつあり、もしくは活用されるべきという思いがあり)
その流れをHealth2.0と呼んでいるようです。

最近Health2.0の定義を探し求めて色々Web上を散歩しているのですが、
その説明や守備範囲もとても多岐にわたっている印象を受けます。
単に医療分野におけるWeb2.0活用にとどまらず、
そこにマーケティングや市場原理を持ち込むことを意図している説明も見られます。
新しい言葉は、時代の流れとともに変化するものだと思いますので、今後を見守りたいと思います。


私がなぜ、Health2.0に注目しているかということですが、理由は大きく
「Health2.0は、医療の消費者である患者(患者家族)を、エンパワーするものとして期待できるから」
ということにまとめられます。

より詳細には、
患者が健康関連の課題を解決する際、Web2.0的な要素を活用することにより、
・患者同士の情報共有が容易になる
・患者と医療者の情報共有が容易になる

・患者と医療者の情報格差が解消される

・効果的なコミュニケーションのもとに行われる効果的な医療を実現する可能性がある

という流れがあると考えています。
かなり乱暴にざっくり書いてしまったので、叱られそうですが、
今後おいおい内容については補足・訂正・改善していきますのでお許しください。

このように、様々な良い影響が期待されるHealth2.0ですが、
他方で、(何でも新しいものはそうかもしれませんが)
今後における課題は山積されています。

例えば
-情報の質が玉石混交で、余計に混乱する・誤った情報により健康被害が出るといった問題
-情報にアクセスできる人とできない人が生まれてしまう、digital divideの問題
などがあります。

遠隔医療でもネットは利用されていますし、今後も拡大する分野だと思いますが、
-セキュリティの問題
-診療行為をネット上で行えるのか、という法的な問題
などなど、思いつくままでも様々なものがあります。

ただ、私がこの分野にとても興味があり、もっと知りたいと思うのは
純粋に「今後どうなるか見てみたい」という個人的な興味とともに、
「医療がより良くなるために、Web2.0を利用できるかもしれない」という思いがあるからです。

Health2.0は、まだうまれた始まったばかりの分野ではありますが、
人類史上ないほどITが普及発達している今の世の中、医療分野でITやWeb2.0的要素を活用することで、
-どんなことが起こるのか、
-どんなメリットデメリットがあるのか、
-どうあるべきで、
-そこに至るまでに課題は何なのか
-課題をどうやってクリアしていけばいいのか、

といったことに取り組んでいく必要があると思っています。
わくわくしますね^^。

あと補足ですが、私がこの分野に期待したいのは
この分野において「看護」に出来ることがあるのではないか?と思っているからです。

医療専門職の中で、患者の生活をトータル的にケアする
(もちろん、一人がトータルにケアする必要は全くありません・・・)ナースが、
患者の「情報マネジメント」を後押しするように支援する…というのは、
ナースの仕事の一つの形として、あってもいい、あるべきなのでは、と思っています。



10年前の1998年はGoogleができた年です。
あれから10年の2008年、今はGoogleがない世の中は考えられなくなっています。
10年後、世の中はどうなっているんでしょうか。
そして健康医療分野は?

…楽しみですねー。
自分がこの分野でできることを、探していこうと思います。

知人の、Health2.0カンファのレポートが楽しみです^^。


[読書感想文] 新しいカテゴリ追加します
きのう、家に帰宅していた姉さん^^が、
私の部屋に無造作に置かれている段ボールの中の本を見て、
「読書感想文ブログ」書けば?と、提案してくれました。

ほうほう、

それは面白いかも。

既に「学び一般」のカテゴリは読書感想文的な要素が強いのですが、
学びでなくても「読んだ本」を軸にして、日記をまとめてみるのはいいかもしれません。
というわけで、カテゴリを追加します。


「保健・医療とIT」のカテゴリも、なかなか更新できずにいますが、
今週サンフランシスコでHealth 2.0のカンファレンスが開かれる予定で、
それに知り合いの人が”レポートいっぱいするよ”と昨日出かけて行ったので、
そのレポートを伺いつつ、またアップしていこうと思います。

[学び一般] 社会起業家という生き方
ある方に刺激されて、ここのところ社会起業家(social entrepreneur)についての本を読んでいます。

社会起業家とは、文字通り、起業する方たちのことですが、
その内容が、社会での貢献をメインにしているというところに特徴があるようです。
要は、単に利益追求を第一目的とした企業ではなく、
社会に直接貢献する内容の事業を起業するということ。
また、組織を動かす力はボランティアによるものではなく、
NPOやNGOという形をとっていても、
きちんと組織を持続させるだけの利益追及は行うというもの…。

社会起業家に関しては、色々な定義があるようですが、私の理解ではこんな感じです。

従来型の企業も、直接的に社会の経済活動に関与するわけで、社会貢献には変わりないんですが、
社会起業という言葉を使う場合は、より直接的な、社会福祉の場におけるビジネスを指すようです。

で、どんな本を読んだかというと…
まず、はじめてのことを知るには新書から…といういつものパターンに習って手に取った一冊。



「社会起業家」っていったい何?
どんな流れで社会起業という概念が生まれてきたの?
ということがわかりやすく書かれた本です。

アメリカの社会起業家たちの例も交えながら、日本での動きも紹介されています。

従来型の、利益追求という目的に加えて社会的な責任を果たすという企業の姿勢が
なぜいま求められているのか、、ということがまとめられています。

2冊目は、世界中の社会起業家たちの活動話を集めた本。



何を社会起業と言うかは難しい…と、冒頭にも書きましたが、
これもそうか、あれもそうか、とややびっくりな感じもします。
でも、多くの社会起業家たちに共通することは、
「社会をよくするために、自分がやらねばいけないこと」を、戦略的に実現しているという風に
理解しました。

具体的な活動例としては
フェアートレードの仕組みを作る、地球にやさしく人にやさしい農業を推進する、
途上国の児童労働を阻止する、起業の社会的な貢献度を評価する組織を立ち上げる、など
、、、本当に多岐にわたっています。

3冊目も実例を集めた本ですが、その名も「チェンジメーカー」。
この本には印象的な副題が付いています。。
「社会起業家が世の中を変える」



こちらは2冊目の実例集(2006年発行)よりも以前の、2005年に出た本ですが、
起業した人に焦点を当てて、起業しようとしたきっかけや資本金の集め方などを
テンポの良い文体で詳しくまとめられていて、元気の出る本でした。

海外での実例が多い本ですが、数少ない日本人の女性起業家の例で、印象的だったのが
不登校児向けのフリースクールを立ち上げた白井智子さんのお話。
日本人の女性という共通点があるせいか、考え方や問題意識の持ち方に共感でき、
丁寧な取り組みの様子も素敵だな、、と感銘を受けました。

既存の教育現場や行政主導の枠組みの中では
どうしてもその子らしさが発揮できない子供たちが、
きっと白井さんのフリースクールではのびのびと育っていくんだろうと、、
短い文章ながら、情景が目に浮かぶようでした。

4冊目は、ご存知の方も多いかもしれませんが、
病児保育提供サービスのフローレンスを始めた駒崎さんが書かれたご本。



あっという間に読んで、心から駒崎さんのファンになりました。
同世代ということもあり、感覚的に共有できるものがあるのかもしれませんが、
何よりも彼の熱いハートと冷静で戦略的な頭脳が素敵だし、
子どもと、子どもを育てる親子さんへの温かい気持ちに魅了されました!(かなりミーハー^^)
(カバーで、赤ちゃんを抱いている駒崎さんの姿が何とも微笑ましくて、
それも、この本に惹かれた理由の一つです^^)


このように、社会に直接役に立ち事業を起業するという活動が、今確実に増えているそうです。

先日行ったセミナーで司会役をやっていたNPO法人ETICの井上英之さんも、社会起業家のお一人。
話を伺っていて、社会に対して熱意があって、引き込まれる魅力のある人だな…と思いました。


社会起業家の方々にお会いしたり本を読んだりして感じるのは
皆さん、hotなheartとcoolなbrainを持ち合わせた人だということ。
そして戦略的に、緻密に、丁寧に、でも確実に社会を変えていくための取り組みに
熱意を傾けているということ…。

社会をよくしたいという思いは多かれ少なかれ、多くの人が持ち合わせているんだと思います。
良くない社会より、良い社会の方がいい。。じゃあ自分が何かをやってやるっ。
そういうことを声を大にして言えるような社会になりつつあるのかもしれません。
そういう動き自体が社会の成熟であるのかな、、、と思ったりもします。

あと、起業するきっかけとなった出来事が、わりと身近なところにあるということも、
社会起業家の方々に共通して言えることではないでしょうか。

飲んでいるコーヒーが、途上国の子どもたちが不当な労働により搾取されて収穫されたものだと知って、
児童労働を阻止する仕組みを作った起業家。

働いているお母さんにとって、子どもが熱を出していつもの保育園に預けられなくなったら・・
え、仕事はどうするの?休めないじゃんっ。それってすごく困るじゃん。。
じゃあ、そういう時に使えるサービスを作っちゃえ、といって作ってしまったフローレンスの駒崎さん。


社会起業家と呼ばれる人たちが増えている背景には、
経済成長の陰りや終身雇用制の崩壊、ITの一般化などなど、多くの要因があるように思いますが、
何よりも、社会を良くしようよ、自分たちの社会じゃんっ、自分でよくしようよ、
という人たちの熱意には純粋に元気を頂きます。
しかも同世代の人たちが続々社会のために起業しようとしている動きがある事実…。すごいっ。

自分には関係ないとか、どうせやっても何も変わらない、と諦めて現状を嘆いていても
きっと本当に何も変わらない。
生半可な努力とエネルギーではないとは思いますが、
その覚悟を持ちながら社会起業家の方々が実現していることは、本当に素晴らしいと思いますし、
私なりに応援したいと思います。

自分が今すぐに起業する…とかそういう話ではもちろんないですが、
ひとまず、そういう社会的な責任をきちんと果たしている組織が生み出している「もの」や「サービス」を
一消費者として選んでいこうと思います。まずは自分が出来ることから♪

考えてみたら、結構自然にやってることは多いですよね。
コーヒー飲むなら、公正なルートで豆を輸入していて、環境のことを考えている、スタバを選ぼうと思うし。
(スタバの”企業の社責任(CRS)”に関するサイトはこちら)、
化粧品を買うなら、不必要な動物実験を行っていないボディショップを選ぼうと思うし。
(ボディショップの不必要な動物実験反対運動に関するサイトはこちら

そういうところから確実に社会は良い方向にシフトしていることを、
信じて応援して、自分も可能な範囲で参加したいと思います。自分たちの社会ですからねー。

現状に文句を言ったり嘆いたりしたくなる時もありますが、
それだけでは何も変わらなくて、
こんなに素敵なことを一生懸命やってる人たちがいるんだから、
まだまだ世の中捨てたもんじゃないですねえ、と思います

[コラム] 母校とのつながり
大学時代の友人に、大学時代のバイト先で、快気祝いをしてもらいました。

一人一人のあったかさを感じる時間を過ごせました。

「ともだーちはいいもんだー♪」という歌がありましたが
(小学校の音楽の授業とかでやったのかしら)
まさにそんな歌詞が鼻歌で、つい出てきてしまうような、そんな気持ちにさせられました。。
本当に、どうもありがとう!

それから、バイト先のお店の方々にも感謝!
行くとほっとさせられる場所です。
いただいたものはどれも、懐かしくて美味しくて…^^。
…今後とも末永く、自分にとって「帰れる場所」あってほしいです。ありがとうございました。


その後、母校で博士論文の発表会があったのでいくつか覗いてきました。
ほかの領域の論文発表を聞くのは勉強になります。
質疑応答があまり活発ではない印象は受けましたが、
博士論文ともなると、仕上げるのに多大な労力と時間をかけたであろうことが伝わってきて、
ちょっと圧倒される感もあります。

一人一人が看護の研究レベルを上げようと志を持ってやっていることで、
論文の内容以外に、発表者の姿勢にも学ぶところがありますね。

研究って実際に活かされないと、単なる自己満足ですし、
研究に協力してもらっている一般の方が大勢いるはずなので、
この先、今回の研究が、いい形で実際の社会に活かされることを切に願います。


発表会をすべて聞き終えた後は
数名の教員と夕食をご一緒させて頂きました。

全員、看護学生時代の授業でかなりお世話になった方々で、
昔は教員と学生の関係だったのが、
今は研究者と研究を学ぶ者という関係になっています。
そんなメンバーと研究や教育、看護の現場のことについて、
さまざまな話ができることが、楽しいし非常に有り難いです。
お酒が入っていたので、多少面白いことにはなっていましたが^^;
こうやって昔の恩師たちと、看護の未来を熱く語れることは
何とも嬉しい時間なのでした。。

や〜〜、きのうはよくしゃべりました。

大学はやっぱり自分にとって特別な場所で、そこでの出会った友人も、バイト先の方々も、
昔は教員、今は同じ研究する人…である先生たちも、
かけがえのない大事なつながりです。それがない自分は考えられませんっ。

母校とのつながりを大事にしたいと思えた日でした。

今日はこれから母校の隣の病院で仕事です。行ってまいります!



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